著者のコラム一覧
菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

全英OP予選通過は松山英樹と桂川有人だけ…日本国内での「経験」はメジャーでは通用しない

公開日: 更新日:

■フィリピンで経験積んだ桂川の低い球

 メジャー初出場で通算5アンダー47位になった桂川だけは、フィニッシュを低く抑えるアイアンショットで、低い球を打っていた。彼は中学を出てすぐフィリピンにゴルフ留学をし、高校の通信教育を受けながら現地でプロに交じって試合にも出ていたという。そこで覚えたのだろう。

 昔、日本にまだあまり試合がなかったころ、アジアサーキットというツアーが行われていた。2月にフィリピンから始まって、シンガポール、マレーシア、香港、台湾韓国、そして日本を回るツアーで、大勢の日本選手が参加した。当時はアジアサーキットぐらいしか海外取材がなかったので、よく出かけた。

 マニラにはワクワクG&CCという名門コースがあり、そこでフィリピンオープンが行われた。コースはフェアウエーが硬くて、芝も薄いので日本のコーライ芝のフェアウエーのようにボールが浮かない。ライが決して良くない。だからダウンブロー気味にボールをとらえなければ正確なショットはできなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ