夏の甲子園出場10校で計26人がコロナ感染…救済措置は抽選会まで、球児は今年もビクビク

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 個別感染にとどめたとしても、昨夏の東北学院(宮城)の例もある。同校は1回戦勝利後に受けたPCR検査で選手1人の感染が判明。選手、スタッフら計4人が濃厚接触者となった。大会本部はその後のPCR検査の結果次第で2回戦の出場可否を判断するとしていたが、同校は出場することで感染者が特定されることを危惧。「生徒のプライバシーを守るため」と、2回戦を辞退した。1人の感染で夏が終わる可能性すらあるのだ。

 ただでさえ今夏は例年以上の酷暑が見込まれているし、天候による試合中止の懸念もある。昨夏は台風や雨の影響で順延は史上最多の7度。大会初日に勝利した3校が次戦に臨むまでに中10日も空いた。コロナ禍も重なってなかなか練習場を確保できず、ホテルにカンヅメだった学校も多かった。

 球児は野球どころじゃないのではないか。

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