エンゼルス大谷“アンタッチャブル”で自爆危機 中5日フル稼働なら今季球数2600超えの異常事態

公開日: 更新日:

狙いは「2年連続ア・リーグMVP」に「サイ・ヤング賞」

 現地で取材する放送関係者がこう言った。

「『ヒリヒリする9月』を過ごせない以上、大谷は自分が投打にわたって結果を残すことを最優先に考えている。今季はルース以来となる偉業を達成した上に、『2年連続ア・リーグMVP』、投手として最高の栄誉である『サイ・ヤング賞』の同時受賞を見据えているのです。そもそも、トレードデッドラインの目玉のひとりに位置付けられ、10球団近くから譲渡を打診されながら、エ軍フロントが聞く耳を持たなかったのはオーナーの意向に加え、大谷自身が移籍を拒否したからだとの噂もあります。シーズン途中に他球団に移籍しても、エ軍のように思う存分二刀流をやらせてもらえる保証はない。優勝争いをする球団ではなおさらです。ナ・リーグに移籍すれば成績は持ち越されないため、MVPなどのタイトルの選考の対象から外れる。大谷は居心地のよさも踏まえて残留を望んだのでしょう」

 とはいえ、中5日の登板間隔によって、ただでさえ心身ともに負担の大きい二刀流にさらなる負荷が生じるのは確実だ。10日のアスレチックス戦以降、中5日のローテなら、レギュラーシーズン最後となる10月6日のアスレチックス戦まで残り10試合に登板することになる。大谷はここまで18試合に登板し、投じた球数は1673球。1試合平均93球を放っており、残り10試合に登板すれば、単純計算で今季の球数は2603に達する。

 これは昨季、ナ・リーグのサイ・ヤング賞に選出されたブルワーズのコービン・バーンズ(28試合、167回)の2594球を上回る。二刀流の大谷が、メジャーを代表する右腕の球数を上回れば異常事態。トミー・ジョン手術を経験している右腕は果たして、その負荷に耐えられるか。

 今後はポストシーズン進出争いが熾烈になり、上位チームのバッテリーから大谷へのマークがより厳しくなるのは必至。8日のマリナーズ戦では三回に本塁クロスプレーに備え、ネクストバッターズサークルから後方へ移動した際に、送球カバーに入った相手投手と左足が接触。大谷は苦悶の表情を浮かべて打席に立った。指揮官は「足の甲を少し踏まれただけ」と軽症を強調したが、9日のアスレチックス戦は欠場した。欠場は44試合ぶり。

 今後は死球数がリーグ上位の同地区のライバルとの対戦が多く控える。主砲トラウトが故障で不在だけに、マークされての死球禍も待ち受けている。二刀流が無事にシーズンを終えることができるか不安になってきた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース大谷翔平"血だらけ中指”の原因はマメじゃない? 日米のメディアの事実誤認

  2. 2

    佐々木麟太郎「スタンフォード大残留」ならどうなる? 選択次第では今秋ドラフトで争奪戦へ

  3. 3

    ドジャース大谷の登板延期で“割を食う”佐々木朗希…中5日連発に指揮官「デメリットない」の欺瞞

  4. 4

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希「気持ち悪い」…クセバレに加え「直球の脆さ」「勝負弱さ」まで露呈

  1. 6

    巨人・松本剛の完全復調を手助けした“兄貴分コーチ”の名前 ナイター前の午前中に秘かに打ち込み特訓

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    中村晃は引退会見で「幼稚」と…長谷川勇也、松田宣浩、和田毅が呈していたソフトB若手への苦言

  4. 9

    阪神リリーフエース石井大智 アキレス腱断裂からの復帰は9~10月大型連戦に間に合うのか?

  5. 10

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK3年連続赤字で番組制作費82億円カット…タモリもダーウィンも華大も豊臣もピンチ!

  2. 2

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  3. 3

    289億円負債で経営破綻した絆ホールディングスと政界の“不可解なキズナ”を福祉関係者が注視

  4. 4

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  5. 5

    日テレが「news LOG」和久田麻由子を全面バックアップできない切実事情…佐藤栞里や有働由美子との決定差

  1. 6

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  2. 7

    本田圭佑がサッカーW杯解説で「独り勝ち」 テレビ&CM争奪戦ボッ発で“ワリを食った”あの人

  3. 8

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  4. 9

    元ボクシング世界王者・薬師寺保栄が妻に無断でレースQの愛人を「養女」に…妻が明かした苦しい胸中

  5. 10

    ソフトバンク中村晃が現役引退へ…当面の仕事は「幼稚な二軍選手」の根性叩き直し