巨人3位CS進出は“お茶濁し”で喜べず 「シーズン惨敗の責任が追及あやふやになる」とOB苦言

公開日: 更新日:

■8月以来のAクラス浮上も…

 高橋氏が続ける。

「昔(1979年)シーズンを5位で終えた長嶋監督が、地獄の伊東キャンプで若手を徹底的に鍛えたように、今オフこそチームを一度解体してつくり直して欲しい。ただ、3位になってしまうと、それができない可能性がある。昨年も借金(1)のある3位でCSに出ると、2位・阪神に連勝してヤクルトとのファイナルへ進出した。こうなると、シーズンで惨敗を喫した反省や責任の追及があやふやになりがち。巨人の場合、ポストシーズンを戦うと、秋のキャンプを行わずに秋季練習で済ませることが多い。原監督が続投する以上、立て直しの根幹の部分は補強に頼ることでしょう。それならBクラスに終わった方が、よっぽど思い切った改革ができるのではないか、と思ってしまいます」

 巨人にとって3位は、必ずしも喜ばしいことではないようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因