大谷翔平サイ・ヤング賞落選は二刀流がネックに? 指摘される「イニング数・QS」の少なさ

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「十分な数値を残しても先発として物足りないと判断した記者が少なくなかったのでしょう」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。

「二刀流だけに登板試合数、イニング数とも他球団のエース級と比べて少ないのは当然のことですが、クオリティースタート(QS=6回以上を自責点3以内)は16回しかない。リーグトップのバルデス(アストロズ)26回、同2位のマノア(ブルージェイズ)25回、同3位のペレス(レンジャーズ)23回と、上位陣は20回を超えており、投票権のある記者の多くがマイナス材料と判断したのではないか。もちろん、今季の大谷は投手としても評価に値するだけの成績を残していますが、イニング数とQSの少なさが落選につながったと思います」

 大谷は二刀流の負担を軽減するため、通常の中4日では登板せず、すべて中5日以上でマウンドに上がった。

「投手として最高の栄誉を狙うには皮肉にも二刀流がネックになったのかもしれません」(友成氏)

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