ボートレース大村「第37回グランプリ」優勝戦開催 白井英治が師匠に贈る念願の初優勝!

公開日: 更新日:

 今年のボートレーサーナンバーワンを決めるSG「第37回グランプリ」優勝戦が18日夜、ボートレース大村で行われ、白井英治(山口)が優勝、賞金1億円と勝者しかかぶることのできない王者の証「黄金のヘルメット」を獲得した。

 同レースに出場できるのは約1,600名いるボートレーサーの中で獲得賞金1位~18位にランクされた一握りのトップレーサーのみ。選手たちにとってこのレースに名を連ねることは毎年の大きな目標であり、優勝することは究極の夢といってもいいボート界における最高峰の戦いの場となっている。

 レースは2014年の第29回大会(平和島)以来、8年ぶり2回目の優勝戦1号艇となった白井が完璧なスタートでトップに立つと他の5艇を寄せつけない圧巻の走りで快勝。2着には賞金ランキング1位の意地を見せた馬場貴也(滋賀)、3着には磯部誠(愛知)が入った。

 レース前、白井は、「師匠の今村豊さんが2020年に引退した時、グランプリを獲りますと約束したので、その思いを胸に大村にやって来ました。最高の笑顔で1年を締めくくりたい」と決意のほどを話していたが、10回目のグランプリ出場でついに念願の初優勝を達成。

 現場で白井の勝利を見届けた今村さんは、「感激で言葉にならない。泣くまいと思っていたけど無理だった」と自身は手が届かなかった優勝を愛弟子が果たしてくれたことを自分のことのように喜んだ。

 一方の白井はレース後、「今はまだ信じられない感じですね。師匠を超えてこそ恩返しができると思っていたので、勝ててよかったです。レース前に思っていたように最高の笑顔で締めくくることができて本当に夢のようです」と言葉通りの満面の笑顔で喜びを語った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?