阪神・岡田監督が正月から頭を抱える「抑え問題」…新守護神託す湯浅への不安

公開日: 更新日:

「勝つというか、そういう意識はすごかったけどな。勝つ意識を植え付けるというかな。そういう感覚はすごくあったけどな。そらめっちゃ負けてるからや」

 こう言ったのは阪神岡田彰布監督(65)。星野仙一元監督の命日である4日付のスポーツ各紙で、闘将をしのんだ。

 とはいえ、その点では岡田監督も負けてはいない。リーグ優勝を果たした2005年、中日との首位攻防戦で抑えの久保田が一打サヨナラのピンチを招くや、「打たれろ! メチャクチャやったれ! 俺が責任をとる」と勝利への執念をあらわにするなど、負けん気の強さにまつわるエピソードは枚挙にいとまがない。

 そんな岡田監督はこの正月、スポーツ各紙で05年以来18年ぶりの優勝に向けた再建策を披露。前年3位からの巻き返しを図るべく、熱弁を振るっていた。チーム打率.243、489得点がともにリーグ5位だった打線の強化、5年連続リーグ最多失策となった守備の改善もさることながら、新監督が重視しているのがブルペンの整備だ。

 阪神は昨季、リーグトップのチーム防御率2.67を誇ったものの、救援陣の勝敗は14勝24敗の借金10。リーグ連覇を果たしたヤクルトが救援投手だけで貯金14をつくっており、この差が順位として如実に表れた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  2. 2

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  3. 3

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    巨人・阿部監督に心境の変化「岡本和真とまた来季」…主砲のメジャー挑戦可否がチーム内外で注目集める

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  3. 8

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  4. 9

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」

  5. 10

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃