関東・東京は横浜?二松学舎大付? センバツ出場校決定に今年も“あいまい選考”の不安

公開日: 更新日:

 結局は玉虫色の決着か。

 きょう(27日)に行われる第95回選抜高校野球大会(春のセンバツ)の選考委員会。これまで実施してきた選出校への電話連絡が廃止となり、大会公式サイトのライブ配信で結果が発表される。

 今年は5年に1度の記念大会で、出場校は例年の32校より4校多い計36校。東北、関東、東海、四国で1枠ずつ増える。センバツ出場校の選考を巡っては昨年、2枠ある東海地区で、東海大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)が落選。同大会ベスト4の大垣日大(岐阜)が選出され物議を醸した。

 日本高野連はその反省を踏まえ、センバツ改革検討委員会を設置。昨年7月には選考過程の明確化を目指した「選考ガイドライン」を作成した。が、そこに明記されたのは「秋季大会の試合結果と試合内容をもとに評価し、その割合は同程度として総合的に判断する」「できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性を考慮」などと、あいまいな内容が散見され、必ずしも透明性が確保されたとは言い難い。

 夏の大会は各都道府県大会の優勝校が自動的に甲子園切符を獲得する。「21世紀枠」もなく、選考基準がシンプルでハッキリしている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る