朝から晩まで続くWBC狂騒の薄気味悪さ…異様な同調圧力、コメンテーター“ヨイショ”一辺倒

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 その狂騒にひと役買っているのが、コメンテーターと称してテレビに出ている連中である。例えば、日本代表のヘッドコーチを務めた白井一幸氏は、あちこちの番組に出ては同学年で盟友の栗山英樹監督を「(選手を)信じて、任せて、感謝する人」と礼賛。番組中に大谷の将来の結婚相手に話が飛躍すると、「できたらうちの娘を、と言いたいが……」と悪乗りし、出演者のタレントと一緒に大騒ぎといったアンバイだ。

WBCは大会のその成り立ちからして、怪しいところがある。競技の世界的な普及というのは建前で、メジャーリーグ(MLB)が市場の拡大を含めてビジネスを第一に考えて作り出した。今大会も大会中にMLBの都合で日程が変更されるなど、国際大会の体をなしていない。スポーツコメンテーターやOBの多くはそういう問題点には触れず、栗山監督は素晴らしい、大谷選手はすごいとヨイショ一辺倒。しょせんは彼らもプロ野球ムラの一員で、批判をすれば解説者としての仕事に影響するし、いまだにコネがものをいう球団のコーチという就職活動にも影響する。だから、おもねるしかない」

 と、前出の谷口氏がこう続ける。

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