三笘薫、田中碧、権田修一、板倉滉をカタールW杯に輩出した“街クラブ”の秘密と4人の原点

公開日: 更新日:

板倉滉「上級生相手に小2で2ゴール」

 26期生の三笘、27期生の田中の前に入団した25期生の板倉は、2年生の1年間だけ在籍した後、横浜市内の強豪クラブ「あざみ野FC」に移った。

「当時の彼は攻撃的なポジションの選手だったのですが、夏合宿で1~3年生、4~6年生がチームを編成して試合をする『縦割り試合』で2ゴールを決める活躍を見せて『小2で2ゴールって凄い!』と上級生から褒められてうれしかったと振り返っていたことが印象に残っています。上級生に交じってサッカーをやることでやりがいを感じたり、成長の手助けになったとしたら、こんなにうれしいことはありません」

 カタールW杯後、日本サッカー協会から「4人もW杯メンバーを輩出した理由を教えてもらいたい」と連絡が入った。

「クラブでは基本技術を大切にする、周囲の人に感謝する、サッカーを通して地域と関わる──ことをモットーにしていますが、ごくごく普通の街クラブですからね。本当に奇跡と言うしかないと思います。でも、やる気とサポートがあれば『街クラブからでも世界を目指せる』ことを4人は証明してくれた。2026年のW杯(米国、メキシコ、カナダ共催)にもそろって出場し、全国の小学生に大きな刺激を与えてほしいと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意