江上剛
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江上剛作家

1954年生まれ。早大政経学部卒後、第一勧銀へ。築地支店長時代に「非情銀行」で作家デビュー。その後、日本振興銀行の社長、破綻処理を経験。旺盛な執筆活動を続けている。近著に「定年後の壁」(PHP新書)、「小説 ゴルフ人間図鑑」(日刊現代・講談社)がある。

(2)人生には「まさか」がつきものだが…

公開日: 更新日:

 私は、なぜか笑いが洩れた。

 犯人は、凶器のパターから血痕や指紋を拭い去ると、売店入り口に立てかけ、その場から消えた。

 これが事件の顛末である。まさか大野も、トイレの中で死ぬとは、夢にも想像していなかったことだろう。

 人生には「まさか」がつきものだが、これ…

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