松山英樹は全米プロ29位で終戦…日本人が本場メジャーでスコアメークに苦しむ根本原因

公開日: 更新日:

【全米プロゴルフ選手権】最終日

 単独首位発進のB・ケプカ(33)が67で回り、通算9アンダーまで伸ばして逃げ切った。2018年、19年の連覇に次ぐ大会3勝目(メジャー5勝目、ツアー通算9勝目)を挙げたケプカは、サウジアラビア政府系ファンドがバックにつく高額賞金の新ツアー「LIVゴルフ招待」に参戦して、すでに2勝をマーク。LIV発足後に同ツアーメンバーのメジャー優勝は初めて。

■日本賞金王、ランク2位がお手上げ状態

 20位タイ発進の松山英樹(31)は1番から3連続ボギーとスタート直後からつまずき、最終日は72とスコアを崩し、通算5オーバー29位に終わった。

 また日本ツアーからは昨季の賞金王・比嘉一貴(28)と同ランク2位・星野陸也(27)の2選手が出場。予選を通過して4日間戦ったが、星野は通算11オーバー62位、比嘉は通算20オーバー76位(最下位)と過酷なメジャーに打ちのめされた格好だ。

 比嘉の昨季平均ストロークは70.123(ランク2位)、星野は69.975(同1位)。2人とも日本男子ツアーを代表するトッププロだ。さらに昨年の国内メジャーでは比嘉が「日本ゴルフツアー選手権」を12アンダーで優勝し、「日本プロ」(2アンダー26位)、「日本オープン」(8アンダー2位)、「日本シリーズ」(2アンダー20位)と一度もオーバーパーをたたいていない。星野も同じだ(日本OPは棄権)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異