井岡一翔が大麻成分検出めぐりJBCに憤り…2021年正月“冷蔵庫おしっこ保管騒動”の因縁再び

公開日: 更新日:

■検体の保管場所が一職員の自宅冷蔵庫

 しかし捜査が進むと、驚きの事実が発覚した。JBCは本来なら採取した検体を国際基準にのっとり、「温度変化のような要因による検体の劣化のおそれを最小化する方法」で「可能な限り早急に」検査機関へ搬送すべきはずだった。ところが、あろうことかJBCは試合から正月の5日間、一職員の自宅冷蔵庫に検体を保管させていた。当時はコロナ禍が猛威を振るい、緊急事態宣言が発令されるか否かという状況だったが、職員宅の冷蔵庫内こそが“緊急事態”だったのだ。

 結果的に尿が劣化。検査時に検出された極微量の禁止物質は「すべて腐敗進行によるもの」(鑑定済み)と認められ、JBCは全面的に非を認め、謝罪することになった。

「世界の大会で10年くらい戦ってきて、ドーピング検査で尿を出すことは慣れています。その後、どのように保管されているかは信頼するしかないと思ってやってきた。だけど今回の件でこのことを知って、驚いたというか、唖然というか、それがドーピングを調べる流れなのかとすごくビックリしました」(当時の井岡)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    一発退場のAぇ!group福本大晴コンプラ違反に「複数人関与」疑惑報道…旧ジャニ“インテリ”枠に敬遠の風向き

  3. 3

    だから今年の日本女子オープンはつまらない…“簡単コース”で予選カットラインは史上最少「-1」

  4. 4

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  5. 5

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  1. 6

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  2. 7

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 8

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  5. 10

    男子の試合はガラガラ…今年のANAオープンのギャラリー数を知って愕然としました