箱根駅伝100回大会に限り全国化は門戸広げた“フリ”…青学大・原晋監督も「茶番劇」と苦言

公開日: 更新日:

 前出の大学OBも、「地方の大学が予選会に出られることが決まったのは今年(22年)6月。ハーフマラソンを強化する時間もない。100回大会の全国化を求める声は数年前からあった。直前になって中途半端な形で参加資格を拡大したのは、地方の大学に出場のチャンスを与えなければ批判されるので、門戸を広げたフリをしているのです」と述べていたが、その通りだろう。

 青学大の原監督は「箱根駅伝は永続的に全国化することによって陸上界のすそ野が広がる」というのが持論だ。しかし、箱根の常連校の中には「箱根駅伝は関東学連のイベント。地方の大学には全日本(大学駅伝)があるじゃないか」との声もある。

 100回大会だけ門戸を広げても、関東以外の大学が予選会を通る可能性は限りなく低い。それでも立命大と大阪経済大は出場するという。奇跡は起きないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは