駅伝低迷中の古豪・日大が高校駅伝の名将を“三顧の礼”で迎え…「5年で箱根V争い」の期待度

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 OBの期待は大きい。

 来年1月に第100回の記念大会を迎える箱根大学駅伝。ここ3年は予選会で涙をのみ、低迷を続けている日大が再建を託したのが倉敷高(岡山)前駅伝監督の新雅弘氏(62)だ。10日、日大の特別長距離部門監督に就任した。

 日大は箱根駅伝に89回出場し優勝12回。最後の頂点は1974年の50回大会。近年は優勝争いどころか、20年の本戦18位で6年連続でシード権を逃し、翌年から箱根路を走っていない。

 倉敷高は全国高校駅伝男子で45年連続45回出場の名門。新氏は同高で37年間、コーチ・監督を務め、3度の日本一に導くなど高校駅伝界の名将として知られている。4月に高校を退職し、母校から三顧の礼をもって迎えられた。

 高校で実績を挙げ、大学に招聘されたといえば、東海大の両角速(56)監督がいる。佐久長聖(長野)では98年から2010年まで全国大会に13回出場、8位入賞12回。08、09年には全国優勝を果たし、上野裕一郎(09年世界陸上5000メートル代表)、佐藤悠基(12年ロンドン五輪1万メートル代表)、大迫傑(21年東京五輪マラソン代表)らを育てた。11年から母校東海大の監督になると、19年には箱根で悲願の初優勝を遂げた。

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