バウアー激高上等! DeNA25年ぶりVへ“劇薬”を生かすも殺すも首脳陣とフロント次第

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インディアンス時代の愚行

 とはいえ、今回はたまたまうまくいっただけ……と見る向きもある。直情型のバウアーはメジャー時代、所属先でたびたびハレーションを起こしてきたからだ。

 最たるはインディアンス時代19年7月28日のロイヤルズ戦だろう。フランコーナ監督が交代を告げるためにマウンドへ向かう中、持っていた球をセンターのバックスクリーンに向けて思い切り放り投げたのだ。これが侮辱的な行為とみなされ、フランコーナ監督は激怒。本人は試合後に謝罪をしたものの、かねてトレード要員になっていたこともあり、3日後にレッズへトレードされた。いわば毒にも薬にもなる劇薬なのである。

「今の内野守備のレベルなら、バウアーが再び激高する可能性は十分にある。本人がいくら勝ちたいと思っていても、時と場合によってはチームを引っかき回す結果になり、孤立を招くかもしれない。これを防げるかどうかは首脳陣とフロント次第。本人に対するケアはもちろん、同僚選手へのフォローも欠かせません」(同)

 25年ぶりの優勝は「劇薬助っ人」をうまく操縦できるかどうかにかかっている。

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