女子陸上・田中希実「もうダメかも…」と弱音 母が明かすプロ転向直後の知られざる挫折

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 陸上の田中希実(23)がアジア選手権・女子1500メートルを制してから1週間が経った。

 田中といえば、「甘えを捨てるため」と、4月に豊田自動織機を退職。プロとしてニューバランスに所属することを発表した。それからの活躍は目を見張るものがある。

 6月の日本選手権で女子1500メートルを4連覇、5000メートルを連覇。7月8日にフィンランドで行われた「Motonet Grand Prix Oulu 2023」の女子5000メートルでは自己ベストかつ日本歴代3位の14分53秒60を叩き出して優勝し、8月の世界選手権(ハンガリー・ブタペスト)の出場権を獲得。その直後にアジア選手権の快挙だ。

 プロ転向後は順風満帆に快進撃を続けているように見られるが、実は田中には知られざる挫折があった。母の千洋さんがこう言う。

「希実は多くの人が思っているほど自分の走りに自信があるタイプではありません。だからこそ結果を残すことでモチベーションを保てている部分がある。逆に言うと、レースの成績が芳しくなければ……」

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