宮城野親方が来年理事選出馬にいよいよ本気! 相撲協会を揺るがす「白鵬の乱」勃発か

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「いくら何でも無謀じゃあ……」

 ある親方が言えば、

「いや、わからんぞ。なにせカネはうなるほど持っているし」

 と、別の親方はかぶりを振る。

 豊昇龍の自身初優勝で幕を閉じた大相撲7月場所。そこで一躍名を上げたのが、宮城野部屋に所属する伯桜鵬(19)だ。アマ相撲のタイトルを総なめにし、入門した時点ですでに「令和の怪物」と呼び声も高かった。新入幕の今場所は11勝4敗。千秋楽まで優勝争いに加わり、109年ぶりの新入幕Vを期待させるなど噂にたがわぬ実力を見せつけた。

 今はまだパワー不足だが、それさえクリアできれば大関、横綱も期待できる素質の持ち主。そんな弟子を持つ宮城野親方こと、元横綱白鵬(38)の鼻息がここ最近、殊のほか荒いという。それが2年に1度行われる相撲協会の理事選挙。来年1月の理事選に、白鵬は出馬する気満々というのだ。

■立候補者11人以上で選挙

 ここでざっと相撲協会の理事選をおさらいする。理事の定員は10人で、立候補者も同数ならば無投票で当選が決まる。協会の5つある一門は、それぞれ立候補者を調整。現在は出羽海と二所ノ関から3人ずつ、時津風から2人、高砂、伊勢ケ浜から1人ずつと慣例化されている。

 過去、その多くが無風選挙だったものの、この選挙にスポットが当たったのが2010年のいわゆる「貴の乱」。かつての貴乃花親方(元横綱)が所属する二所ノ関一門内の調整を振り切り、強引に出馬し、一門内外の票を集めて当選。以後、貴乃花が協会を退職する18年まで、毎期投票が行われてきた。

 投票は理事の定員10人に対し、11人以上が立候補した場合に行われる。協会の親方の人数は104人。これがそのまま総票数になり、大体9票か10票が当選ラインと言われている。

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