二軍監督だった岡田彰布に星野仙一監督と“NHK入り”を勧めた背景

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 オリックス元監督の仰木彬さんから「野球人はユニホームを着てナンボや。脱がん方がええ」とアドバイスされたというのだ。仰木さんは現役時代の岡田二軍監督をオリックスに引っ張り、現役晩年やオリックス二軍助監督兼打撃コーチ時代の師匠でもある。

 岡田二軍監督は翌03年から星野監督のもとで一軍内野守備走塁担当として三塁ベースコーチを務めることになった。

 それから20年の間にさまざまな経験を積んだ。

 03年オフ、健康問題で勇退した星野監督の後を受けて一軍監督に。2年目の05年にはリーグ優勝を果たす一方で、挫折もいくつか経験した。

 ひとつは08年、一時は13ゲーム差をつけていた巨人に逆転されて優勝を逃し、責任を取る形で監督を辞任したこと。もうひとつはオリックス監督時代の12年。5位、4位ときて3年契約の3年目だったこの年、チームは最下位に低迷。当初はシーズン終了をもって退任する方針だったものの、事態は急変。最下位が確定した9月25日に、来季を見据えたスタートをいち早く切りたいとの理由で休養させられたのだ。

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