全英女子OP“スポット参戦”日本勢が手に負えないワケ…メジャーコースに「保険」は通用せず

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 日本には「保険は1つまで」という教訓がある。右バンカーを避けて、左の深いラフにつかまっても良しとする考えだ。もっとも、深いラフなど国内のプロ会場ではめったにお目にかかれない。

 しかしメジャーにこの教訓はあてはまらない。

 会場には深いポットバンカーが至る所にあり、ティーショットがバンカーにつかまれば1ペナルティー同然のリスクがある。そのポットバンカーを警戒して、逆サイドを狙えば脱出困難な深いラフが待ち構える。メジャー会場には逃げ道がないからだ。ホールを攻めるには狭いフェアウエーの一点狙いしかない。

「そもそもゴルフ場の概念が海外と日本では違います。海外では自然を相手に困難を切り抜けるのがゴルフの面白さという哲学があります。危険を克服するためにプレーヤーの技術、肉体、精神を試される場所がゴルフ場なのです。だから針の穴を通すように一点を攻略する勇気と覚悟が求められる。しかし、日本の多くのゴルフ場は接待の場としてつくられたので、好スコアが出やすいように逃げ道という保険を用意している。そのうえコースを難しくすると、いいスコアが出ない、試合が盛り上がらないという大会主催者の意向で、ピン位置などの設定もやさしい。右サイドに池があれば、左サイドのスペースが広々しているわけです。メジャーのティーイングエリアに立って、右もダメ、左もダメという視覚情報が飛び込んできたときにスポット参戦の日本選手は経験が足りないだけにマネジメントに戸惑ってしまうのです」(宮崎紘一氏)

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