あるか岩井明愛の逆転年間女王? 山下美夢有、申ジエと三つ巴も…全英の結果で上位陣に動き

公開日: 更新日:

 一方の申は、かつて韓国と米女子ツアーで賞金女王になり、今季は「日本で年間女王を取る」と宣言。今季山下は4勝。申も2勝と2人とも好調で、女王争いはこの2人の一騎打ちとみられているが、そうとは限らない。

 MR3位の岩井明愛(21)に勢いがあるからだ。今季1勝、全英11位で136Pを得た。順位こそ変わらないが1596.27Pは暫定2位の山下に350.92P差。同1位の申とは495.33P差と、タイトル取りに好位置につけている。

「今季は残り15試合。優勝300Pの4日間大会は4試合。同400Pの公式戦も3試合ある。岩井はドライバーの平均飛距離が約255ヤード。山下と申より約20ヤードも飛ぶ。平均ストロークも山下(69.4250)に次いで2位(70.1557)です。海外で上位争いができなかった山下は申にMRで抜かれ、岩井にも迫られるなど、内心穏やかではありません。勝ちたいと無理を重ねればスイングにも負担がかかり、昨年終盤にスランプになった西郷(真央)の二の舞いもある。技術のある申が本当の強さを発揮するのは海外です。簡単ではないものの、今後も常に上位争いをし、公式戦を勝てば、岩井の逆転は可能です」(ツアー関係者)

 年間女王は4年間のシード権が与えられ、メルセデス・ベンツの車が贈られる。国内女子プロにとって一番の名誉である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」