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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

W杯プールDで「ほぼ確実に勝てる」初戦 唯一格下のチリ相手にやりたいこれだけのこと

公開日: 更新日:

 W杯では初戦が重要だ。そこでのパフォーマンスがチームの行方を暗示するからだ。

 世界ランク14位のジャパンにとって初戦となる9月10日のチリ(22位)戦は、プールDで唯一ほぼ確実に勝利を見込めるゲーム。実際、チリは12日に地元にW杯22連敗中のナミビア(21位)を迎えてテストマッチを行ったが、26対28で敗れている。

 17日に控えるイングランド(6位)戦に自信を持って立ち向かうためにも、しっかり4トライ以上奪ってボーナスポイントを獲得する完勝を目指したい。

 初戦が重要である理由はそれだけではない。

 今回初めてW杯の舞台に立つ選手たちを起用し、大会の雰囲気に慣れさせると同時に、どこまで力を発揮できるかを見極めることもプールステージの4試合を戦い抜くためには必要だ。

 特に、FWでは肩と足首の負傷から復帰したLOワーナー・ディアンズと、頬骨の骨折から復帰したFL福井翔大が、どこまで伸び伸びとプレーできるか。これが、その後の試合にも大きな影響を与える。

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