豊昇龍あと2敗で来場所カド番…悩める新大関に同郷の元横綱がエール「学んで強くなって」

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「新大関が苦しんでいますね」

 こう話すのは、元横綱鶴竜親方だ。

 霧島貴景勝が勝利し、3大関安泰となるかと思われた18日。しかし、結びの一番で豊昇龍(24)が琴ノ若に敗れ、これで3勝6敗。あと2つ負けたら来場所カド番の土俵際となった。

 前日の宇良戦では立ち合いからはたき込みで墓穴を掘り、この日も勝ち急いだ。立ち合いで琴ノ若の横に回り込み、一気に寄り切ろうとしたものの、逆転の小手投げを食らってしまった。

 大相撲では横綱と大関が上位陣と呼ばれる。地位が上がり、「挑戦者」の立場から「負けられない看板力士」に変わったことで、相撲が消極的になることは珍しくない。

 冒頭の鶴竜親方は前日の宇良戦について、「ああいう相撲を取る力士じゃないのに、ちょっとがっかり」と辛口ながら、「でも、一番つらいのは本人」とこう続けた。

■「すでに出来上がった力士じゃないですから」

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