豊昇龍あと2敗で来場所カド番…悩める新大関に同郷の元横綱がエール「学んで強くなって」

公開日: 更新日:

「新大関が苦しんでいますね」

 こう話すのは、元横綱の鶴竜親方だ。

 霧島貴景勝が勝利し、3大関安泰となるかと思われた18日。しかし、結びの一番で豊昇龍(24)が琴ノ若に敗れ、これで3勝6敗。あと2つ負けたら来場所カド番の土俵際となった。

 前日の宇良戦では立ち合いからはたき込みで墓穴を掘り、この日も勝ち急いだ。立ち合いで琴ノ若の横に回り込み、一気に寄り切ろうとしたものの、逆転の小手投げを食らってしまった。

 大相撲では横綱と大関が上位陣と呼ばれる。地位が上がり、「挑戦者」の立場から「負けられない看板力士」に変わったことで、相撲が消極的になることは珍しくない。

 冒頭の鶴竜親方は前日の宇良戦について、「ああいう相撲を取る力士じゃないのに、ちょっとがっかり」と辛口ながら、「でも、一番つらいのは本人」とこう続けた。

■「すでに出来上がった力士じゃないですから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?