日本OP初のアマ・プロ連覇目指す蝉川泰果にのしかかる国内男子人気復活の重圧

公開日: 更新日:

 さらに、菅野氏が続ける。

「ジャンボは高校野球で選抜甲子園大会に優勝し、西鉄ライオンズ(現西武)に入団。プロ野球では花を咲かせることができなかった。そんな若者がプロゴルファーを目指すということで、プロ入り前から話題になっていました。プロ1年目でスター選手になると多くの企業は確信したのでしょう。70年の国内試合は確か9試合しかなかったが、翌年からどんどん増えていったのは、尾崎人気によるものです。プロ2年目は日本プロで初優勝を遂げると、日本シリーズを含めて5勝を挙げ賞金王。尾崎時代が幕開けし、マスターズに初出場した3年目は38戦10勝と怪物ぶりを発揮した。とにかくスケールの大きなプロゴルファーの登場は、後のゴルフブームにつながっていくわけです。当時のジャンボと蝉川や中島を比較するのは酷ですが、女子プロが隆盛を誇る国内のゴルフ界をジャンボも苦々しく思っているはずです」

 蝉川が今年、アマとプロで連覇を果たせば、少しは注目されるはずだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  3. 3

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  4. 4

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  5. 5

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  1. 6

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  2. 7

    綾瀬はるか3年ぶり主演ドラマ「ひとりでしにたい」“不発”で迎えた曲がり角…女優として今後どうする?

  3. 8

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 9

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  5. 10

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩