日本ハム上沢直之には「その気になれる」天性の才能が 専大松戸時代の恩師が明かす

公開日: 更新日:

上沢直之(日本ハム・12年目・29歳)

 今オフ、ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍が取り沙汰される上沢直之(29)。10月28日の会見では「ケガをせずに長いイニングを投げることで、アメリカでもチームに貢献できる。これからメジャーリーグを目指し、しっかり練習していきたいと思います」と意気込んだが、大きな契約を結べばプレッシャーも当然大きくなる。日本を代表する投手の「メンタル」は大丈夫か──。

 ◇  ◇  ◇

 小学生まではサッカー水泳の二足のわらじ。野球を始めたのは松戸市立第一中(千葉)に入学してからだ。3年時には市選抜に選ばれたが、いずれもエースナンバーをつけることはかなわなかった。

「上沢の父親は元投手で、立大時代に肩を壊して野球を断念した過去がある。上沢に幼少期から野球をさせなかったのは、小さい頃から入れ込みすぎてケガをさせないためだそうです。中学時代は野球のルールすらあやふやだったとか(笑)」(高校球界関係者)

 肩肘がほとんど消耗されていない状態で専大松戸高に入学。水泳などで培った肩回りの柔らかさや手先の器用さ、手の大きさは周囲を驚かせた。同校で上沢を指導した持丸修一監督は、野球経験の浅さを承知の上で「プロを目指そう」と声をかけたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも