ソフトバンク1位・前田悠伍は滋賀のスポーツ一家に生まれたストイック少年

公開日: 更新日:

 そう言って笑う孝博さんは、前田にも野球を志してほしかった。しかし、サッカーに“浮気”されかけたこともあった。

「少年野球を始めて少し経った頃、『サッカーをやりたい』と。幼稚園からの友達がサッカーをやっていて、自分もやりたくなったようです。練習は1回だけ参加しましたが、僕はサッカーのことは何もわからない。だから、新しくグラブを買ってやって、モノで釣りました(笑)」

 中学時代は地元の湖北ボーイズに入団。同チームの加納得太郎代表は「当時はそれほど凄い子とは思わなかった」と、こう続ける。

「ウチのOBに巨人の横川がいますが、彼の方が凄かったですよ。中1で180センチくらいありましたから。ただ、前田は気持ちで投げるタイプで根性もあった。ストイックで、多少のことではへこたれない。自分がやるべきことを一人で黙々とやれるのも強みです」

■コロナ期間中は自宅で毎日4時間トレーニング

 顕著だったのがコロナ禍でチームの活動が制限された2020年。加納代表が当時を振り返る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった