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釜本邦茂元日本サッカー協会副会長

1944年4月15日生まれ。京都市出身。早稲田大2年で日本代表入り。64年東京五輪に続いて出場した68年メキシコ五輪で得点王を獲得。銅メダル獲得の原動力となった。日本代表Aマッチ76試合75得点(B、Cマッチを含めると231試合153得点)。Jリーグ発足後はG大阪初代監督。98年に日本サッカー協会副会長。95年から参議院議員を務めた。

優勝しても得点王になっても、給料はヤンマー退社まで一般社員と同じやった

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 早稲田大4年生(1966年)の7月やった。早大蹴球部同期の森ちょん(孝慈=元代表、元代表監督)と一緒に三菱サッカー部の創設者である岡野良定さん(元三菱自動車工業会長)と会った。

 その場で正式に入社が決まったというわけやなかったけど、サッカー界では「岡野さんが出張ってきたからには、ガマと森は三菱で決まり」というのが既定路線やった。

 唯一の関西勢としてJSL(日本サッカーリーグ)で苦戦続きのヤンマーサッカー部の山岡浩二郎部長の熱意にほだされてヤンマー入りすることになったけど、振り返るに「関西のチームを見捨てるわけにはイカン」というおとこ気みたいなモンを感じたんやろうな。もちろん「三菱にどうやって断ればいいのか……」と憂鬱になった。

 早大時代の身元引受人だった元関西サッカー協会会長・川本泰三さんに「三菱に断りを入れておいてやる」と言われて気が楽になったけど、それ以上に気掛かりだったことがある。親友・森ちょんとの「三菱で一緒にプレーしよう」という約束を反故にしたことや。

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