大谷翔平ドジャースでの「二刀流」完全復活は3年後か…1度目の手術からの軌跡を振り返る

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 大谷翔平はこの国に残された唯一の希望である。

 ワイドショーはもちろんのこと、定時のニュースまでも大谷の移籍先について膨大な時間を費やし、ドジャースに決まったときは号外まで出た。

 私も大谷ファンである。大リーグ移籍以来、NHK・BSでほとんどの試合を見てきた。野球選手としてはもちろん、人間的にも優れた大谷が、多くの人に愛されるのは当然である。

 だが、そんな私から見ても、今回の騒ぎは異常というしかない。

 移籍先にしても初めからドジャースしかなかったのだ。10年越しの相思相愛関係、大谷の手術をした医師が顧問をしている。長引いたのは契約金をいくらにするかではなかったのか。

 大谷がいくら欲しいと言ったとは思えない。だが、この契約が大きなニュースになるためには「史上最高額」という見出しが、人気が下降気味のメジャーリーグ全体にとっても必要だったのであろう。

 ドジャースはMLBの盟主だから、この契約で話題を集め野球人気を盛り上げようと考えたとしても不思議ではない。それが10年1000億円超という破格の金額になったのではないのか。

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