女子レスリング藤波朱理が描く“新・霊長類最強女子”伝説 パリ金へ好発進、公式戦133連勝

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 パリ五輪代表に内定しているレスリング女子53キロ級の藤波朱理(20)は14日、都内で行われた団体戦の東日本大学女子リーグに出場。同じくパリ五輪代表に内定している57キロ級の桜井つぐみ(22)との59キロ級での試合を5-0で制した。

 パリ五輪のメダル候補同士の異例の対戦はお互い減量の必要のない階級で実現。1階級上の桜井に完勝した藤波は試合後、「パリにつながる試合でいいスタートが切れた。パリでは2人で金メダルを取りたい」と意気込んだ。

 藤波は続く2試合も勝利し、中学2年の17年9月から続く公式戦連勝記録を133に伸ばした。この連勝記録は“霊長類最強女子”といわれた吉田沙保里(41)の119連勝を上回る。藤波も吉田と同じく三重県出身で、階級も同じ。タックルを軸とした積極的な藤波の攻撃スタイルは、当然のことながら吉田の影響を受けており、今からパリ五輪の金メダル確定といわれる逸材だ。

 “新・霊長類最強女子”ともいわれるその藤波は現在、日体大に所属し、同大学のコーチである伊調馨(39)の指導を受けている。

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