ソフトバンク松山秀明二軍監督「まず“球界の常識”を疑うところから勉強を始めました」

公開日: 更新日:

期待されているドラ1の台頭

「じゃあ、その当たり前って誰が決めた? と疑うところから勉強を始めました。技術論やコーチングの方法なども含めて、野球の洗い直しですよ。とにかく大事なのは分析して考えること。だから、私は選手に『いいから、これをやれ』という指導はしてません。練習の意図を根気よく説明し、選手自身に目的意識を持たせることが重要なんです。当然、選手もさまざまなので、個々に合ったものを提示しなければいけない」

 そんな松山二軍監督に期待されているのが、ドラフト1位選手の台頭だ。ソフトバンクは育成選手や下位指名選手が活躍する一方、最近ではドラ1で主力級の働きをしたのは2018年の甲斐野(現西武)くらいだ。

「これまでは内野守備担当だったので、僕にもわからないことが多々あった。でも、二軍監督になった今季からはそうも言えません。ひとりでも多く、一軍の戦力になる選手を育てたい」

 その言葉をファンも信じたいはずだ。 (おわり)

  ◇  ◇  ◇

日刊ゲンダイの人気コラム【プロ野球 監督・コーチも大変なんです】は、関連記事から読むことができる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 3

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 4

    炎天の弔辞で高橋克典が読み上げた「芸能界のドン」秘話…ケイダッシュ川村会長告別式

  5. 5

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  1. 6

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  2. 7

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  3. 8

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  4. 9

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  5. 10

    ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と