ソフトバンク本多雄一コーチ「結果を残させるためにすべきことは、結局のところ対話」の真意

公開日: 更新日:

本多雄一(ソフトバンク・内野守備走塁兼作戦コーチ・39歳)

 ソフトバンクの小久保新監督は本紙のインタビューで「今の若い選手は納得しないと動かない」と言い、「それ以上に多いのが『この形でやっていこう』というのをすぐに変えてしまう。今は(ネットなど)情報量が多いからなんでしょうけど」と話していた。

 現代のコーチなら誰しも直面する現象。本多コーチは「なぜ、若手がすぐに変えるのかを考えることが大事です」と説く。

「『今、教わっているやり方だとしっくりこない』と思っているから違うことに手を出すケースもあると思います。この世界、誰にでも当てはまる正解というものはないんですよ。僕ら指導者の言うことが常に正解ではないし、選手が試行錯誤して見つけたものが間違っているわけでもない。もちろん監督の言うように継続も大事ですが、何か行動しようという若手の姿勢も無視してはいけません」

 正解がないものを選手と二人三脚で探っていくのが指導者の役目だと、本多コーチは言う。

「僕らコーチが『こういうやり方もあったのか!』と選手に気付かされることだってありますよ。でも、感覚的なことを噛み砕く能力は僕ら指導者の方が上。プロ野球選手としての経験は僕らの方がありますから」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋