ダルビッシュMLB13年目の巻き返し策…実績が物語るシーズン後半の調子尻上がり傾向

公開日: 更新日:

 ベテラン右腕が強力打線の重圧にのみ込まれた。

 パドレス・ダルビッシュ有(37)が20日、韓国・高尺スカイドームでドジャースとの開幕戦に登板し、3回3分の2を2安打1失点。メジャー4度目の開幕マウンドも勝敗はつかなかった。

 MVPトリオが並ぶ相手の上位打線に対し、珍しく冷静さを欠いた。先頭ベッツに対し、カウント3-1からの5球目にピッチクロック違反(投球間隔制限)を犯し、1ボールを宣告されて痛恨の四球。大谷には三回の第2打席で右前打されると、盗塁も許した。変化球の精度が終始、定まらず、苦しい投球を強いられ、四回に犠飛で同点になったところで、今季初登板を終えた。

 試合後のダルは「ピッチクロックもあり、ゆっくり楽しむことはできなかった。あまり状態としては絶好調ではなかったが、粘りながら試合はつくれた」と振り返った。

 注目されたマウンドは不完全燃焼に終わったが、過去3度の開幕マウンドでも白星を手にできなかったように、ダルはスロースターターだ。エースとして年間を通した働きが求められるだけに、メジャー移籍後はシーズンを追うごとに調子を上げる傾向にある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  2. 2

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  3. 3

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学

  4. 4

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  5. 5

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  1. 6

    山本舞香が義兄Takaとイチャつき写真公開で物議…炎上商法かそれとも?過去には"ブラコン"堂々公言

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  4. 9

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた