琴桜に「中途半端」の指摘…素材は一級品のサラブレッドに欠けているもの

公開日: 更新日:

 入門後は師匠の父、部屋のおかみである母にも敬語を使い、両親も他の弟子以上に厳しく接している。

 もっか3場所連続2ケタと安定感は十分だが、気がかりな面もある。

「以前の琴桜は立ち合いが鋭く、力強い相撲が持ち味だった。それが最近は立ち合いの圧力が一番ごとにバラバラで、後手に回ることが少なくない。そして後手になったらもろい。琴桜はパワーがあり、相手によって取り口を変えられる器用さもあるものの、『こうなったら負けない』という型がない。それでいて相撲の幅を広げようとしているので、中途半端になっている印象です。絶対の型をつくり、そこに持っていくまでにどうすればいいかを突き詰めれば、それこそ横綱昇進も見えてくる」とは角界OB。(【豊昇龍編】に続く)

  ◇  ◇  ◇

 豊昇龍が「朝青龍の甥」として評判になってからはや数年。

●関連記事【豊昇龍編】では、多彩がゆえとも言える問題点について詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋