阪神・才木浩人を支える“らしくない”屈強メンタル…ノーノーならずも両リーグトップ7勝目

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「(スタンドが)すごい盛り上がってるなと。そら、盛り上がるかと思いながら」

 お立ち台でこう言ってスタンドのファンから笑いを取ったのが、才木浩人(25)だ。

 9日の西武戦に先発し、七回まで無安打無得点投球。大記録達成ムードが高まる八回、先頭の源田を迎えた場面で足をつり、ベンチ裏で治療。1死から山野辺に右翼フェンス直撃の三塁打を打たれてノーノーはならずも、8回1安打無失点の好投で両リーグトップの7勝目をマークした。

 須磨翔風高(兵庫)から2016年のドラフト3位で入団。20年に右肘靱帯を再建するトミー・ジョン手術を受けたが、リハビリ明けの一昨年に4勝、昨年は8勝と倍々ゲームで来て、今年はここまで59試合で7勝とシーズン17勝ペースで勝ち星を量産している。

 そんな右腕のウリはとにかく明るい性格。この日のお立ち台では「スタンドの歓声を聞いてどうですか?」との質問に、「ちょっと足りないすね」と返して、甲子園に詰めかけた4万人超の観客を沸かせた。

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