パリ五輪出場決定 女子バレー日本代表“ガチンコ対決”で露呈した勝負弱さ カナダに2セット先取からまさかの逆点負け

公開日: 更新日:

 パリ五輪の出場権を獲得したバレーボール女子の日本代表。13日の「ネーションズリーグ」のカナダ戦はフルセットの末、逆転負けを喫した。

 今大会、世界ランキング1位のトルコを撃破。同2位のブラジルには敗れたものの、フルセットに持ち込む接戦を演じ、格上相手に互角に渡り合っているが、バレーボールに詳しいスポーツライターは、「日本は健闘しているとはいえ、今大会は参加国間で温度差があります」と、こう続ける。

「フルメンバーで戦う日本とは違い、パリ五輪出場を決めているトルコ、セルビアなどは主力を温存して臨んでいます。五輪本番に備えてチームを底上げするため、若手を積極的に起用している国もある。中でも、金メダル候補のセルビアは、主力どころか控え選手も派遣せず、国内の『三軍メンバー』で戦っている上に、代表を率いるジョバンニ・グイデッティ監督も同行していない。あくまで調整の場と考えているからです。いくらトルコに勝ち、ブラジルと接戦を演じたといっても、割り引いて考える必要がある。実際、この日は五輪出場権を争うカナダに、地元開催で逆転負け。勝負弱さが露呈したのは確かです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?