酷暑はむしろ歓迎、男子競歩は「メダル独占」まである…92年五輪戦士が語る日本の強み

公開日: 更新日:

 競歩は両足が同時に地面から離れると「ロス・オブ・コンタクト」の違反になります。

 前脚は接地の瞬間から垂直の位置になるまでまっすぐに伸びていないと「ベント・ニー」のぺナルティーを取られます。陸連は海外の判定傾向もよく分析していますが、日本勢の強みは美しい歩型。違反にならないことと同時に、無駄のない動きはエネルギー効率がいいのが利点です。テレビではこの点は注目して欲しいです。

■酷暑はむしろ歓迎も

 今回も各国は万全の暑熱対策で臨むと思いますが、日本は陸連の科学アプローチが非常に充実しています。例えば汗の成分から水分補給に必要な電解質やミネラルの種類を特定し、尿の比重で脱水レベルを判断している。身体の特性を知ることで個々の対策が立てられるし、自信を持ってレースに臨めます。明大OBの濱西諒と古賀友太は教え子ですが「暑くなってくれ」と願っているのではないか。

 今回初めて採用された混合リレーは4月にあった世界競歩チーム選手権(トルコ)の成績で2チームの出場権を得たわけですが、その大会が実質初の実施となり各国の情報が不足しています。しかし、日本選手の実力ならメダルを狙えるとみています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  2. 2

    二階堂ふみと電撃婚したカズレーザーの超個性派言行録…「頑張らない」をモットーに年間200冊を読破

  3. 3

    選挙3連敗でも「#辞めるな」拡大…石破政権に自民党9月人事&内閣改造で政権延命のウルトラC

  4. 4

    11歳差、バイセクシュアルを公言…二階堂ふみがカズレーザーにベタ惚れした理由

  5. 5

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  1. 6

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

  2. 7

    「デビルマン」(全4巻)永井豪作

  3. 8

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  4. 9

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  5. 10

    キンプリ永瀬廉が大阪学芸高から日出高校に転校することになった家庭事情 大学は明治学院に進学