セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

公開日: 更新日:

 東京六大学の名門・法政大学で、現職の経営学部教授・神谷健司氏によるマネジャー複数人へのセクハラ事案が発覚した。しかし、それらは野球部におけるハラスメント行為の氷山の一角に過ぎないという。

「私は神谷氏に加え、現野球部長で理工学部教授の金光興二氏(68)からもパワハラを受けていました。その時々のやりとりはメモに記録しています」と、話すのは、前野球部監督の加藤重雄氏(68)だ。

 法大OBで投手として通算9勝をマークした加藤氏は21年1月に監督に就任し、23年12月に退任した。その間の野球部長が神谷氏で、副部長は現野球部長で03年から13年3月まで同大の野球部監督を務めた金光氏だった。

 加藤前監督は神谷氏と当時副部長だった金光氏による部員や自身へのパワハラ行為を180分間にわたって克明かつ切々と訴えた。以下、加藤前監督による告発──。

  ◇  ◇  ◇ 

 まずお伝えしたいのは、神谷氏と金光氏は一蓮托生だということです。金光氏は神谷氏のおかげで副部長に就任し、教授職に就きました。

 野球部内には明確な序列があり、金光氏からは「部で一番偉いのは神谷さん」と言われ、大学の運動部を管理する保健体育センターからも「野球部には部長、副部長、監督の順に序列があります」と伝えられていました。つまり、神谷、金光両氏は私の上司にあたります。

 両氏は部員や私に対し、日常的にハラスメント行為を行っていました。神谷氏のセクハラに関しては、女性マネジャーが泣き崩れるほど心を痛め、部に来られなくなるなど、精神的に追い詰められました。金光氏は補佐役でありながら、マネジャーをフォローすることはありませんでした。

 神谷氏は女性マネジャー以外の部員にもハラスメントをしていた。マネジャーに深夜に無言メールを送りつけたり、「結構かわいいね」などと前総長の田中優子さんの写真を送りつける異常な行為をしたこともあります。部員や部員の親をバカ呼ばわりするのは日常茶飯事でした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に