ブレイキンの意外な金銭事情…トップはどれだけ稼ぐ? 国際大会V賞金、スポンサー料、指導料は?

公開日: 更新日:

 新競技といえば、21年東京大会から採用されたスケボーだ。日本勢は4種目で計5個のメダルを獲得。開催前は「ただの遊び」という声もあったが、いざ試合が始まるとその競技性の高さは観戦者の度肝を抜いた。

 さらに国民を驚かせたのは選手の収入だ。東京大会、今大会の男子ストリートで2連覇を達成した堀米雄斗(26)の年収は当時から「1億円超」と各メディアが喧伝。スケボードリームが広く知られるようになった。

■「現役で一生分を稼ぐのは世界トップでも難しい」

 それでは、ブレイキンのトップ選手はどのくらい稼げるのか。答えてくれたのは、1on1の世界最高峰の舞台「Red Bull BC One」を4度経験し、今冬の同大会世界最終予選への出場を決めたNORI氏だ。

「最も優勝賞金の高い国際大会でも、1000万円に届くものはたぶんないかと……。スポンサー契約の規模は本当にピンキリです。物品提供や月5万円程度の契約から始まり、最上級の契約で1本あたり数百万円ほどでしょう。恐らく、Shigekix(今大会の男子金メダル候補・半井重幸)でも、そのくらいだと思います。野球やバスケ、スケボーのように現役時代に一生分を稼ぐというのは、世界トップ選手でもまだ難しいのが現状です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった