原前監督 恩讐の彼方に…渡辺恒雄氏の度重なる「屈辱的な言葉責め」を耐え忍び長期政権を築いた

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「私にとって、野球だけではなく、人生においても強い影響を与えていただいた恩師でした」

 歴代最長となる通算17年間にわたり巨人監督を務め、球団最多の1291勝、9度のリーグ優勝、3度の日本一を果たした前監督でオーナー付特別顧問の原辰徳氏(66)が渡辺恒雄氏を追悼した。

「厳しいご指導をいただいたこともありましたし、温かい言葉で励ましていただいたこともあります。渡辺主筆は、私の人生の中で燦然と輝いた存在です」

 思えば「厳しい指導」の方が多かったのではないか。

 第1次政権では3年契約2年目だった2003年に事実上の解任。失意の指揮官を当時オーナーだった渡辺氏は「辞任とか解任ではなく、読売グループ内の人事異動」との言葉で片付けた。CS導入元年の07年に2位の落合中日に3連敗して足をすくわれた際には「落合君の方が頭が良かった」とまで言われた。

 屈辱的と言える言葉の数々を浴びせられながら、巨人の監督としてじっと耐えてきた。

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