川淵三郎さん(1)人生2度目にクラブを握ったのは、国会で問題になった東京大学のゴルフ練習場でした

公開日: 更新日:

 チームメートの片山洋(三菱重工)だけがゴルフをちょっとやったことがあった。あとは初心者ばかりでとりあえず4、5人でスタート。僕がアイアンの7番でティーショットを打ったら、「ビシッ」と当たってトップ気味だけどライナー性のいい当たりが飛んだ。しかし、そのボールが、20メートルくらい先にいた宮本輝紀(八幡製鉄)の太ももを直撃したんです。 

 誰もゴルフが危ないと分かっていなくて、ボールより前に行っちゃいけないことも知らない。慌てましたね。当たったところは真っ黒に真ん丸く内出血していました。 

 宮本は中盤の名選手です。みんな「これから練習があるのに一大事」と駆け寄ったんですが、本人は「平気、平気」って涼しい顔。そのあと練習に出ていましたからね。当時の選手の鍛え方もすごかったんだろうけど、肝を冷やしましたよね。今考えたら恐ろしい。あれは忘れられないな。

 3度目は同じ年に、福島の勿来(なこそ)カントリークラブでプレーしました。富士電機の御曹司が、2人でゴルフに行こうっていうんで、お兄さんのクラブを借りて初めてゴルフ場でワンラウンドしたんです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも