川淵三郎さん(1)人生2度目にクラブを握ったのは、国会で問題になった東京大学のゴルフ練習場でした

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 チームメートの片山洋(三菱重工)だけがゴルフをちょっとやったことがあった。あとは初心者ばかりでとりあえず4、5人でスタート。僕がアイアンの7番でティーショットを打ったら、「ビシッ」と当たってトップ気味だけどライナー性のいい当たりが飛んだ。しかし、そのボールが、20メートルくらい先にいた宮本輝紀(八幡製鉄)の太ももを直撃したんです。 

 誰もゴルフが危ないと分かっていなくて、ボールより前に行っちゃいけないことも知らない。慌てましたね。当たったところは真っ黒に真ん丸く内出血していました。 

 宮本は中盤の名選手です。みんな「これから練習があるのに一大事」と駆け寄ったんですが、本人は「平気、平気」って涼しい顔。そのあと練習に出ていましたからね。当時の選手の鍛え方もすごかったんだろうけど、肝を冷やしましたよね。今考えたら恐ろしい。あれは忘れられないな。

 3度目は同じ年に、福島の勿来(なこそ)カントリークラブでプレーしました。富士電機の御曹司が、2人でゴルフに行こうっていうんで、お兄さんのクラブを借りて初めてゴルフ場でワンラウンドしたんです。

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