佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

公開日: 更新日:

最有力候補ドジャースには先発候補が目白押し

 メジャーではチームの主力となりそうな若手有望株のデビューをあえて遅らせ、実働7年目終了時まで保有権をキープするケースがある。こうした囲い込みを防止する目的で、例えば新人王投票で2位以上になった選手は登録日数にかかわらず1年に換算する規定もあるとはいえ、佐々木はそもそも体に不安を抱えている。あえて球団が登録日数を操作しなくても、ロースターを確約しなければ体調不良を理由にマイナーに落としやすいのだ。

 例えば移籍先の最有力候補といわれるドジャースは、先発候補が目白押し。大谷、山本、FAで獲得したサイ・ヤング賞左腕のスネル(32)に加えて、グラスノー(31)、ゴンソリン(30)、メイ(27)の故障組も復帰予定。現時点でFAとなっているサイ・ヤング賞3度のカーショー(36)も復帰する可能性が高い。MLB公式ホームページは、佐々木の必要度をランク付け。面談に応じた7球団中、ドジャースを最下位の7位としたほどなのだ。

 無理に佐々木をフルに起用する必要はまったくないし、限定的にメジャーで使ったときにベストな結果を残してもらいたいのが本音だろう。

 パドレスやブルージェイズの投手陣は、ドジャースほど充実しているわけではない。それでも体に不安を抱え、状態が万全なら計算できる投手を少しでも長い期間、保有したいと考えるのは一緒だろう。

 移籍先候補の球団が佐々木にロースターを確約しないのは、それなりの理由があるのだ。

 佐々木がメジャー球団と契約できるのは日本時間15日午後11時以降。交渉期限は同24日午前7時だ。この間に契約を結ぶ佐々木は、いずれにせよスプリングトレーニングで結果を出し続けるしかない。

  ◇  ◇  ◇

佐々木は「生意気」と言えるほどの鋼のようなメンタルの持ち主だ。ウエートトレーニング中に同僚から「そんな軽いのを上げているんだ…」と声をかけられた際の「驚愕の返答」とはいったいどのようなものだったのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状