巨人・秋広優人は打つも打たぬもメンタル次第…“当てにいく打撃”のままではレギュラー獲得は遠い

公開日: 更新日:

 当然、首脳陣もそれを望んでいる。

 巨人秋広優人(22)が4年連続で中田翔中日)と行っていた自主トレを終え、筋量アップに成功。自身初の開幕一軍入りとその先のレギュラー獲得に手応えを口にした。

「高卒5年目を迎えて一塁、外野での出場機会を狙いますが、一塁には新外国人のトレイ・キャベッジが加入し、主砲の岡本和真が外野に回る可能性がある。外野のポジション争いは熾烈を極め、現時点での優先順位は高くないというのが実情です」(巨人OB)

 入団3年目の2023年に121試合に出場して打率.273、10本塁打とブレークの足がかりをつかんだものの、昨年は26試合の出場にとどまり、本塁打ゼロ。巻き返しを誓って参加したオフの豪州ウインターリーグでは23試合で打率.321、2本塁打と結果を残した。

「阿部監督からは、昨年から強いスイングを求められている。本人も分かっていながら、でも、実戦になると結果を欲しがるあまり、スイングが小さくなり、当てにいくような打撃に終始してしまう。二軍でも昨年は96試合で2本塁打に終わりました。凡打を恐れ、慎重になり過ぎ、結果、相手にストライクを先行されて、いよいよ当てにいくだけのスイングになる悪循環。技術もさることながらメンタルの部分が大きいのです」(チーム関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」