阪神新助っ人獲得で問われる藤川監督の眼力…就任前はもちろん、今オフも2投手の補強に関与

公開日: 更新日:

 昨29日の入団会見で怪力をアピールしたのが、阪神の新助っ人、ラモン・ヘルナンデス(28=メキシカンリーグ=右投げ右打ち)だ。

 昨季メキシカンリーグで82試合に出場し、22本塁打をマーク。ポジションは三塁をメインに一塁、外野もこなすユーティリティー性がウリだが、条件は年俸30万ドル(約4700万円)の1年契約と格安。「活躍してくれるに越したことはないですが、現実問題として使う場所が見当たらない」とは、在阪の放送関係者だ。

「一塁、三塁は大山と佐藤輝がいて、外野も中堅が近本で右翼は森下が不動のレギュラー。唯一、チャンスがありそうな左翼も、藤川監督には基本的に若手有望株の前川を起用したい意向がある。オープン戦で打ちまくればともかく、あくまでバックアップ要員として、レギュラー陣に刺激を与える存在になってくれれば、というのが現状です」

 そんな中、球団周辺からは、「藤川監督の眼力が試されている」との声が聞かれる。

 藤川監督は就任前、球団本部付スペシャルアシスタント(SA)として、助っ人の獲得調査に関わった。24年1月、球団がドミニカ共和国で5日間にわたって23~25歳の選手を対象に入団テストを行った結果、2投手と育成契約を結んだ。藤川監督は選手をチェックするため、他の編成担当とともにドミニカ共和国へ渡航したほどだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」