大谷は今季「打者に軸足」…を決定付けた東京ドームでの一発 投手はあくまでプラスアルファ

公開日: 更新日:

「最大の目標は勝つこと」

 昨年、メジャー初の50本塁打-50盗塁を達成したように、打者として単に打つだけではない。投手として復帰することから、さすがに盗塁はさせてもらえないだろうという見方が多かったが、オフに手術した左肩への影響を考慮したスライディング方法を模索するなど盗塁への意欲も衰えていない。

 大谷は会見で「最大の目標は勝つこと。そこに対して自分の仕事ができれば」とも言った。このスタンスは、今回の東京開幕に限ったことではないだろう。

 首脳陣は大谷の打者としての実績を高く評価しているし、当座は打者としてのパフォーマンスを最大限に発揮してもらうことが勝利への近道と考えている。それに対して大谷も勝利のために打者に専念するのが「自分の仕事」だと考え走塁練習に取り組み、15日の巨人戦では本塁打を放った。

 昨16日の阪神戦は2打数無安打。才木に空振り三振と中飛に打ち取られたとはいえ、打者に軸足を置いてほしいという首脳陣の注文に足とバットで応えた。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは過去に大谷の両親や恩師を徹底取材。いまではメディア露出を控えるようになった両親だが、当時は「ふたりの出会い」まで直々に語ってくれていた。それらを網羅した連載コラム、

●関連記事【秘話 二刀流の血脈】…も要チェックだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした