大谷ドジャースのWS連覇に不安山積…金満指揮官の慢心、計算しにくい故障がちな豪華メンバー

公開日: 更新日:

ロバーツ監督に心配な過去

 今季のド軍は大谷に定期的な休養を与える方針。本人も納得しているとはいえ、投打の主力を欠いてチームが厳しい状況になれば、ワークホースの大谷のことだ。エンゼルス時代のように、首脳陣の反対を押し切って強行出場し、孤軍奮闘した結果、大谷自身のコンディション悪化を懸念する声もある。

 主力の故障リスクに加え、ロバーツ監督の手腕も不安視されている。20年に32年ぶりの世界一に導いたが、翌21年は宿敵ジャイアンツの後塵を拝してナ・リーグ西地区2位に終わり、13年からの地区連覇は8で止まった。当時の地元メディアによれば、世界一監督になった慢心からか、投手交代が後手に回るなど、采配ミスが少なくなかったという。

 指揮官は昨季、2度目の世界一に導いたことを評価され、日本開幕戦を前に29年までの4年3240万ドル(約48億6000万円)で契約延長に合意。年換算で約12億1500万円。年俸はカブス・カウンセル監督の約12億円を抜いて史上最高額となった。このオフには日本の住宅メーカーのCMに出演するなど、臨時収入も手にしている。

「懐具合が良くなったことで、前回の二の舞いにならないか、注視する必要がある」とはドジャース番記者だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝