打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

公開日: 更新日:

阿部監督「二軍で調子が良ければ上げる」

「インコース打ちの名手がインコースをさばけていない。バットを極端に短く持ってポイントにポンと出したり、顔の位置にトスを上げてもらうティー打撃が効果的かもしれない。いずれもトップからシンプルにバットを出さないと芯に当てられないですから」

 この日の試合前練習で、メジャーを席巻し、日本でも使用が認められた話題のトルピードバットを巨人の選手も使用した。ミートポイントの芯の部分が太く、先端がやや細くなる形状から「魚雷」と呼ばれる新型バットだ。坂本がバットの契約を結んでいるSSK社でも製造している。

「インコースに詰まらされているだけに、今の坂本には魚雷バットがフィットする可能性はあります。通常バットよりヘッドが細く、芯が手元側に位置するため、振りやすいかもしれません。試してみる価値はあります。巨人コーチ時代にいい時を知っている。必ず復活してくれるでしょう」(内田氏)

 阿部監督は「二軍で調子が良ければ上げる。2割打てばね。それで十分ですよ」と早期の再昇格を期待しているが、昨年の二軍落ちの際には2週間を要した。結局、昨季は打率.238、34打点、7本塁打。プロ19年目で正念場を迎えている。

  ◇  ◇  ◇

 巨人の野手といえば、坂本のほかにも期待の若手の秋広と浅野がまったく機能しておらず、阿部監督が頭を抱える事態になっている。そこで「劇薬」が投入されたようだが、いったい今、巨人で何が起きているのか。その「効能」とはーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  3. 3

    Snow Man目黒蓮と佐久間大介が学んだ城西国際大メディア学部 タレントもセカンドキャリアを考える時代に

  4. 4

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  5. 5

    高市新政権“激ヤバ議員”登用のワケ…閣僚起用報道の片山さつき氏&松島みどり氏は疑惑で大炎上の過去

  1. 6

    クマが各地で大暴れ、旅ロケ番組がてんてこ舞い…「ポツンと一軒家」も現場はピリピリ

  2. 7

    田村亮さんが高知で釣り上げた80センチ台の幻の魚「アカメ」赤く光る目に睨まれ体が震えた

  3. 8

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 9

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  5. 10

    「連合」が自民との連立は認めず…国民民主党・玉木代表に残された「次の一手」