巨人阿部監督はなぜ田中将大にだけ甘いのか…2試合連続炎上でさすがに二軍調整も

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楽天の5000万円に対し1億6000万円

 さすがに今の状態では厳しいということだろうが、それはオープン戦の段階で他球団スコアラーや多くの評論家から指摘されていたこと。それでも期待の若手を差し置いて開幕ローテに入れ、前回の大炎上がなかったかのようにこの日も先発マウンドに上げた。

 阿部監督はこれまで、4回途中10安打10失点と大炎上するなど3度KOされたエース戸郷に対しては「示しがつかない」と即刻二軍落ちを命じている。打率.129、0本塁打、2打点だった坂本の二軍降格の申し出もあっさり認めた。にもかかわらず、こと田中将に関してはめっぽう甘かったのはなぜか。さる巨人OBがこう言う。

楽天時代の昨季、わずか1試合の登板で0勝の田中将が自由契約になった際、どこも引き取り手がなく、巨人のフロントも当初は全く乗り気でなかった。が、阿部監督が『調査してください』と懇願。『必ず以前のいい状態に戻ると思う』と熱望して獲得に至った経緯がある。しかも、楽天の条件提示が5000万円だったのに対し、1億6000万円もの年俸を用意した。その後もことあるごとに『復活できる』『まだまだやれる』と復活に太鼓判を押してきましたからね。わざわざ、菅野を『魔改造』で復活させた久保巡回投手コーチを専属としてつけ、田中将には『信じてやって欲しい』とまで言っている。二軍で再調整とはなりましたが、状態が上向いた段階でまた阿部監督は先発のチャンスを与えるはずです」

 もはやサジを投げても誰も文句は言わないはずだが……。


 ◇  ◇  ◇

 そもそも阿部監督はどうして田中将大に対して早々に「ローテ当確」を出したのか。球速は140キロ少々しか出ず、全盛期とはかけはなれているにもかかわらずだ。その「本当の理由」とはいったい何か。いま、巨人で何が起きているのかーー。

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