ビーチサッカーW杯 田畑ジャパンは準々決勝で優勝2回の強豪ポルトガル戦と今夜激突!
中央右サイドでMF江黒が左後方にバックパスを送り、高い位置をとっていたGK古里が右膝上でポンポンとリフティングしながら前進していく。
相手選手がGK古里のシュートを警戒し、少しだけ間合いを詰めようとする。その相手選手の背後に生まれたスペースにMF江黒が素早く走り込む。
GK古里が相手選手の頭越しにフワリと浮き球パス。MF江黒は完全のフリーの状態になり、胸トラップから素早い回転のオーバーヘッドシュートを放つとボールはゴールネットに吸い込まれていった。
「チームとしてずっと練習してきた形が実りました。個人としては、ワールドカップでのゴールをずっと狙ってはいましたが、チームとして決まったゴールなので(チーム全体の)自信となりました。さらに精度を高めていきたいと思います。日本代表として世界で戦っているという自覚を常に持ち、支えてくれている人たちへの感謝の忘れずに全力で戦っていきたいと思います」(MF江黒)
頼りになるエーストライカーが蘇り、チームで取り組んできた攻撃パターンが実を結んだ。優勝候補ポルトガルとの準々決勝(日本時間8日午後9時30分キックオフ)が楽しみになってきた。