30歳の遅咲きFWジャーメイン良が劇的4ゴールで描く代表定着→海外挑戦の青写真【東アジアE-1選手権】
韓国・龍仁で開催されている「東アジアE-1選手権」香港戦(8日)で30歳の代表遅咲きデビューを果たした広島FWジャーメイン良が、前半の26分間で4ゴールを叩き込んだ。代表デビュー戦の4得点は、1930年の極東選手権のFW若林竹雄(東大)以来、実に95年ぶりの歴史的快挙というオマケ付きだ。
FIFAランク15位の日本に対して香港は153位。実力差は歴然としていたが、ジャーメインの4ゴールは、ストライカーとしての資質の高さを立証するものばかり。
前半4分の先制点は左からのクロスを胸でトラップし、ボールの落ち際を利き足の左足でハーフボレーを決めた。
10分にヘディングで2得点目。22分に味方2選手が連続ヒールパスでつないだボールを左足ダイレクトシュートで突き刺した。26分には右足インサイドでボールの方向を変えるワザありシュートで計4得点の大暴れである。
「レベルの低い香港が相手とはいえ、4ゴールの価値は下がりません」と、現地取材中の元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏がこう続ける。