西武・渡部聖弥「珍サイクル逃し」もご愛嬌? 球団OBも「前半戦の主役」と太鼓判
あそこで1本打っていたら……。
10日の楽天戦で4打数3安打の活躍を見せたのが、ドラ2ルーキーの渡部聖弥(22=大商大)だ。
1点ビハインドの六回、2死一塁の場面で左中間スタンドに一発。決勝打となる逆転2ランを放った。
4打席目となる八回には快足を飛ばし、中越え三塁打。実は1打席目には二塁打を放っており、凡打に倒れた2打席目にシングルヒットを打っていれば、史上72人目のサイクルヒット達成者となっていたはずだった。
5打席目が回ってくるチャンスはなく、厳密に言えば「サイクル逃し」に含めるかどうかは微妙だが、それでも単打を残しての未達成が珍しいことには変わりがない。西武では2015年、秋山(現広島)が同様にシングルだけを残し、最終打席で凡打となった。
渡部は新人ながら開幕スタメンに名を連ね、左翼のレギュラーに定着。5月下旬までに打率.331と活躍していたが、同23日の試合中に左足首を捻挫。6月27日の日本ハム戦でようやく一軍復帰を果たした。